ロッテで剛腕復活! 澤村の反骨精神に火をつけた4人の名前
■10連勝の後輩はメジャー垂涎
今回、巨人から放出され、原動力であるその反骨心にガソリンをぶち込まれた。今の澤村には菅野智之(30)の存在もエネルギーになる。
巨人のチーム関係者が言う。
「澤村が3年目になると菅野が入団。当時の球団代表は『澤村と菅野で黄金時代を築く』と胸を張ったが、エースになったのは1歳下の後輩だった。今季の菅野は開幕10連勝中。自身もかつては憧れたメジャーも注目する日本のエースに成長している。18年に西武に人的補償で移籍した兄貴分の内海から投手陣のリーダーを託されながら、すでにその座には菅野がいた。忸怩たる思いをくすぶらせていたのは間違いありません」
澤村が「ずっと魅了されて9年半やってきた。思い入れは強い」と挨拶した阿部慎之助二軍監督(41)もしかりだ。中大の先輩でもあり、バッテリーを組んだ日本シリーズでサインを見落とし、マウンド上で「ポカリ」と頭を叩かれた“事件”は有名だ。