松山が全米OP7位T浮上 魅せた技ありチップインバーディー
【全米OP】第2日
初日はアンダーパーで回った選手は21人もいた。
ところがグリーンが乾き、硬く高速になった2日目は3人だけ。強風が吹き過酷なコンディションに変貌した会場にスコアを崩す選手が相次いだ。4アンダー2位発進のP・リードがイーブンパーで回り単独首位に立ったが、J・トーマスが73、R・マキロイが76、R・ファウラーが77とトッププロもスコアメークに苦労した。
そんなタフな展開でアンダーパーをマークしたのが松山英樹(28)だ。この日は69で回り、33位タイ発進から通算イーブンパー・7位タイに浮上した。
イン発進の前半は短いバーディーチャンスを再三決められず、18番では上り1・5メートルのパーパットを外してボギーが先行した。
折り返して1番パー4は得意のアプローチがさえた。ピンまで12メートルの3打目をウエッジでピン上6メートルにキャリーさせると、ボールは傾斜を転がり落ちてカップに吸い込まれてバウンスバックに成功。
続く2番は1・5メートルのパーパットが入らずボギーとし、その後は手堅くパーセーブ。8番、9番と上がり連続バーディーフィニッシュだった。
「イメージ通りのティーショットが打てている。ドライバーのシャフトを替えて少し短くしたのがよかった。明日からもコースはタフになっていけば伸ばし合いはない。この2日間みたいに粘り強くやりたい」(松山)