レイズはリーグ優勝決定Sで3連勝 今オフの主役は運営部門

公開日: 更新日:

 ポストシーズンでも勢いが止まらないのが筒香嘉智(28)のレイズだ。投打の歯車ががっちりとかみ合っている。

 日本時間12日に始まったアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズは、昨季のリーグ覇者に3連勝。14日の第3戦も好守連発で逆転勝利。12年ぶりのワールド・シリーズ進出に王手をかけた。

 ヤンキースとの地区シリーズを前にチームリーダーのキーアマイヤー外野手が「我々は小さな市場の球団で、(ヤ軍とは)年俸も知名度も違うが、それはオッケーだ。ウチには良質な選手が揃っている」と話した通り、レイズの運営資金は少ない。今季の年俸総額6900万ドル(約72億7100万円)はメジャー30球中28位(3月28日時点)。同地区で全体トップのヤンキース(約257億円)、同6位のレッドソックス(約186億円)の半分にも満たないのに互角以上の戦いを展開してきた。

 低予算で効果的に結果を残すレイズの手法を取り入れようと、球団の頭脳ともいえるフロント幹部が毎年のように他チームに引き抜かれている。昨オフは、運営部門の副社長を務めていたハイム・ブルーム氏が、レッドソックスのGMに就任。編成部副部長だったジェームス・クリック氏はアストロズのGMに招かれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…