レイズ筒香がPS出番減に直面…速球派に“ダルマさん”の試練
レイズ・筒香嘉智(28)の出番がメッキリと減っている。
6日現在、ポストシーズンはワイルドカードゲーム、地区シリーズ合わせて5試合中2試合に出場しただけで、計3打数無安打1三振。6日のヤンキースとの地区シリーズ第2戦は四回2死一、二塁の好機で代打に起用されたが、3番手右腕オッタビノに左飛に倒れた。
左打ちの筒香はレギュラーシーズンでは、相手先発が右腕の時にスタメン起用されてきた。このヤンキース戦は初戦がコール、2戦目が新人ガルシアの両右腕が先発しながら、三塁のスタメンを同じ左打のウェンドルに譲った。
筒香がポストシーズンで出番が減った原因は相手投手の左右ではなく、投球のタイプだ。コール、ガルシアの両右腕とも、速球が武器の本格派で、キャッシュ監督は筒香では荷が重いと判断したようだ。
筒香はDeNA時代から速球を苦手としており、今季も攻略したのはいずれも技巧派だった。今季、筒香が本塁打を放った投手は、ブルージェイズの韓国人左腕である柳、マーリンズの右腕ロペスら、直球の最速が150キロ前後のメジャーでは軟投派ばかり。球種は8本塁打のうち、6本が真ん中から外寄りの変化球で、残りの2本の直球はいずれも150キロ未満だった。