ドラ1は確実 福岡大大濠・山下舜平大の直球は“鉄球”の衝撃
しかし、どうだろう。
「飛び道具」を覚える前に、この未完の大器、笑いながら「160キロ」を投げてしまうのではないか。それは、165キロ、170キロの未体験ゾーンに臨む「余力」なのだ。
世界中にはきっとすごいヤツが隠れているのだろうが、「人類最速」にエントリーできる可能性を秘めた人材がこの国にも現れた……。そこまでは言い切ってもよいのではないか。私は今、そう思っている。
▼山下舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年7月16日、福岡県生まれ。189センチ、93キロ。右投げ右打ち。2019年春季九州大会ベスト8。