在阪メディアがゴタゴタ阪神の不祥事を率先して書かない訳

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■「近年の阪神にはビジョンが全く見えない」

 野球ファンの作家・吉川潮氏が、「一連のゴタゴタは阪神の自業自得なのに、取材を規制しようというのは本末転倒で時代遅れ。何の反省も改善もしていないのと同じです」と言えば、スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は「今の阪神は非常に不健全な状態にあると思う」と、こう続ける。

プロ野球が社会的に影響力がある存在だと認識していれば、ファンやマスコミから厳しい批判を受けるのは当然、という自覚にもつながる。プロ野球の球団は常に自己検証をしながら、ファンに対して恥ずかしくないチームづくりを積み重ねるしかない。しかし、阪神は近年、どういうチームをつくろうとしているのか、全くビジョンが見えない。監督の采配、選手のプレーのお粗末さはもちろん、規律すら守れない。社長が一連の騒動の責任を取って辞任するが、何がダメで、何を見直すかという指針も見えない。社長辞任で不祥事の責任を取ったつもりでいるのでしょうが、細かい取材規制も含め、非常に場当たり的対応に終始していると言わざるを得ません」

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