ソフトB千賀の米球界挑戦に暗雲 メジャーが憂う右肘のキズ
「センガは今季、100マイル(約161キロ)を連発したと聞いた。最近は徐々に調子を取り戻しているようだが、映像をチェックすると、彼の最大の武器であるストレートは高めに浮きがちで、フォークのキレと精度も落ちている。極端に言えば、フォークの落差が半減している試合もあった。時に浅めに握り、スプリットのような感じで投げている。フォークが落ちないからか、カットボールを駆使するなど、打者を抑えるのにかなり苦労している印象を持ちました」
千賀は18年シーズン中にも、右前腕の張りを訴えたことがある。
「フォークは肘への負担が大きい。球を深く握って投げれば指に力が入り、前腕から肘にかけて、筋肉に負荷がかかる。しっかりと指に挟んで投げないのは、肘に何らかの異常がある可能性も否定できない。メジャー挑戦を決断した場合は、張りが出た前腕はもちろん、肘に関しても細かくチェックする必要があるでしょう」(前出の関係者)
ソフトバンクは過去に一度もポスティングを容認したことがない。ただでさえ移籍のハードルが高い上に、肘に異変が起きているとすれば、今オフのメジャー挑戦を断念、来季もソフトバンクでプレーする可能性が高そうだが……。