43歳小針は新生オズジャパンの「砂の上の救世主」になるか
戦いの場を<芝生から砂に変えた>キッカケはYouTubeだった。
「(元日本代表選手の)福西崇史さん、那須大亮さん、播戸竜二さんのYouTube企画で前代表監督のラモス瑠偉さんが率いる元ビーチサッカー日本代表の選手たちと対決したことが、大きな転機となりました」(小針)
南葛SCは、J1から数えて<J7>という立場にある。プロリーグであるJ3に昇格するためには、これから高くて急な階段を上らないといけない。しかし、ビーチサッカーの日本代表に定着して来年5月のアジア最終予選を突破すれば、2021年の秋にロシアで行われるW杯で威風堂々とプレーできる。
11日、リモート会見に臨んだ小針は「南葛(SC)との絡みもありますし、現状ではどこか(ビーチサッカーの)チームに所属することはないと思いますが、練習参加などの機会を多く作りたいと思っています」と言うが、周囲からは「ビーチサッカーに足りない部分もあるが、至近距離からのシュートへの鋭い反応など実に素晴らしい。早い段階でビーチに専念して、豊富なサッカー人生を還元して欲しい」という声も聞こえてくる。