43歳小針は新生オズジャパンの「砂の上の救世主」になるか
1977年6月生まれの小針が、2001年7月に生まれたチーム最年少・FP山口勝輝(19)と交わした会話を破顔一笑しながら披露した。
「彼のお父さんを年齢を聞いたら41歳でした。父親が、自分よりも若いという選手と同じ場所でプレーするなんて……びっくりしてしまいました」
年代別の日本代表で多くの試合経験があるとはいえ、結局フル代表に招集されることは一度もなかった。しかし、第一線を離れた43歳の<初の>日本代表入りのチャンスが<眼前に大きく広がっている>と言っていい。
ロシアW杯に乗り込んで世界一を狙っているオズ・ジャパン。ビーチサッカーの特性上、GKは存在は攻守に大きな影響を及ぼし、出来不出来がダイレクトに繋がる。
小針が<砂の上の救世主>になれるか? 今後も要注目であるーー。
【小針選手の話】
ビーチサッカーの経験が少ない中、今キャンプではやれること、やれないことがありました。まだ足りない部分はありますが、日本代表のプライドを実感し、自分自身が大きな刺激と受けました。W杯に出場して優勝することを目標とするチームを作っていくわけですが、キャンプを通して選手たちの意識の高さを強く感じました。これまで(年代別の日本)代表で培った経験をチームに還元し、大きな舞台で戦うチームの力になりたいと思います。