DeNA三浦新監督の素顔 ラミレス前監督とは大違いの堅実派
「一つのチームとして結束を固め、戦いたい」
17日、DeNAの三浦大輔新監督(46)が就任会見を行い、こう決意表明した。
「ハマの番長」の愛称で知られる同監督は、髪形をバリバリのリーゼントで固めたコワモテの見た目とは裏腹に、「生真面目で、堅実志向」と評するベイスターズOBが少なくない。
現役生活は25年。ドラフト6位入団から成り上がり、コツコツと172勝を積み重ねた。
「二軍監督を務めた今季のファームは2位。チーム盗塁数65、犠打数57はそれぞれリーグトップだった。超攻撃型の野球だったラミレス前監督とは違い、バントや走塁を絡めて着実に1点を取る野球を目指すつもりです」(ベイスターズOB)
■阪神入り断念の真相は?
三浦監督は現役時代の2008年オフ、国内FA権を行使した。奈良出身で子供の頃からの阪神ファン。阪神は横浜(当時)の3年10億円を超える3年13億円規模の条件を提示し、移籍確実といわれたが、最終的に残留を決断した。前出のOBは「当時の横浜は万年Bクラス球団。自身の成り上がり人生と重ね合わせ、弱いチームを強くしたいとの思いもあったようだが……」と、こう続ける。