IOCの呆れた「二枚舌」…五輪強行も国際会議は延期の矛盾

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「来年はオリンピックスタジアムに観客を迎えられると確信している」

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が18日、4日間の訪日日程を終えた。日本では観客入りの開催に意欲を示したクセに、欧州では二枚舌。IOC主催の国際会議を早々に再延期したから驚きだ。

 延期したのは、IOCが3年に1度、モナコで開催している「スポーツにおけるケガ・病気の予防に関する国際会議」。世界各国からスポーツ医学に関心を持つ専門家などが集まる場だ。

 今年3月に開催されるはずだったが、コロナ禍の影響で来年2月へと延期。その予定が先月20日、さらに来年11月開催へと再延期されたのだ。IOCの書面には〈我々は新型コロナによるパンデミックをつぶさに観察しており、残念ながら、今の状況では再び延期せざるを得ない〉――とハッキリ書かれている。

 国際会議をシレッと延期しながら、来年7月の五輪開催を「確信している」とは、典型的なダブルスタンダード。東京五輪に関し「ブラックボランティア」の著書がある作家の本間龍氏がこう言う。

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