阪神DH反対のナゼ…来季も助っ人は12球団最多が濃厚なのに
藤川、福留らベテランはいなくなっても、外国人頼みは変わらない。
阪神はこのオフ、前ロッテの左腕・チェン(35)と、韓国プロ野球で本塁打、打点の2冠を獲得したロハス・ジュニア(30=KT)の入団が決まり、米球界復帰を視野に入れていた守護神のスアレス(29)の残留も濃厚だ。韓国プロ野球の20勝右腕・アルカンタラ(28=斗山)の獲得も決定的だという。
この4人に加え、すでに来季残留が内定しているサンズ、マルテ、ガンケル、エドワーズを合わせると、来季の阪神は今季と同様、12球団最多の助っ人8人体制を敷くことになる。
プロ野球は来季も、コロナ特例として外国人選手の一軍登録枠が5で継続される。助っ人起用の選択肢が広がる一方で、助っ人が幅を利かせる分、若手、中堅選手の出場機会が減りかねない。野手に関して言えば、外野手のロハスを獲得したことで、サンズ、マルテの3人を一塁、左翼、右翼で併用するケースも考えられる。そうなると、ベテランの糸井やドラフト1位新人の佐藤はもちろん、高山、中谷、江越らの出番が減る。チーム内の競争力低下を招く恐れもある。