阪神梅野は微増の単年契約 忍び寄る来季正捕手流出の危機
■城島氏を尊敬
仮に来季、梅野がFA権を行使すれば争奪戦に発展する可能性がある。某セ球団の編成担当は、「捕手はどこの球団でも貴重。年俸も1・1億円とそれほど高いわけでもない」と、こう続ける。
「福岡出身の梅野は子供の頃から、ソフトバンクや阪神でプレーした城島健司氏(現ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)を尊敬している。来季は、城島氏が阪神時代につけていた背番号2に変更。2人は阪神で一緒にプレーしたことはないが、オフには毎年のように会食をし、梅野は城島氏から熱心に助言を仰いでいます。ソフトバンクが城島氏を交渉役として獲得に乗り出せば、気持ちがグラリと傾くかもしれません。ソフトバンクも甲斐に続く2番手捕手の高谷が39歳で大ベテランの域に入っていますし、甲斐にとっても梅野の存在は大いに刺激になるはず。ソフトバンク以外の正捕手不在の球団も当然、関心を持っています」
梅野がタテジマのユニホームを着てプレーするのは、来年が最後になるかもしれない。