川相氏もなぜ「臨時コーチ」か? 阪神招聘の魂胆と本気度
「今年は本気で動いている」
今オフの阪神の補強について、ネット上でこんな声が散見される。
■助っ人だけで10億円補強も
たしかに、補強費はコロナ禍で球団の収入が減っているにもかかわらず、破格といっていい。新助っ人野手として、韓国プロ野球で本塁打、打点の2冠を獲得したロハス・ジュニアの獲得が決定的となり、守護神のスアレスとも契約延長する見通しだという。米メディアによれば、ロハスの契約は2年総額5・2億円、スアレスに至っては、今季年俸8000万円から4倍近い2年総額7億円規模になるという。この2人の年俸だけで6億円に上る。
さらに、残留組のマルテ、サンズ、エドワーズ、ガンケルの4人は、仮に現状維持でも計4・2億円。新助っ人投手として獲得を目指している韓国の20勝右腕・アルカンタラの条件は不明だが、少なくとも計10億円以上の大金を助っ人に投入することになる。
さらに、阪神は来春キャンプの臨時コーチとして、元巨人、中日で活躍した川相昌弘氏を招聘することが内定。川相氏は通算533犠打の世界記録を持ち、堅実な内野守備で名手と知られた。指導者としての実績も豊富だ。