広島MF浅野雄也 実兄・拓麿と史上初“兄弟五輪戦士”なるか
そして2019年にJ2水戸入り。34試合4得点の実績を買われ、今季からプレーする広島では青山敏弘、佐々木翔といった日本代表経験者と堂々の共演ぶり。自分のタイミングでボールを引き出し、キラリと光る得点感覚を随所に示した。
「広島ではシャドーでプレーすることが多いですけど、どこで出ても結果を出したい。FWなんで最後の得点の質を上げていきたい」という貪欲さは拓磨と共通している。
もし16年リオ五輪に出場した兄に続いて東京五輪の大舞台に立てば、史上初の<兄弟五輪戦士>の称号を手にする。そのハードルを越え、いずれ日本代表でコンビを組むのが理想的シナリオだ。
「僕はシャイな部分はあるけどしゃべるのは好き。今回のメンバーでは同じ大学の田中駿汰(札幌MF)くらいしか一緒にやった選手がいないけど、スムーズに輪に入りたい」
7人きょうだいで育った適応力、社交性を生かしてFW競争に勝ちに行く。