箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

公開日: 更新日:

■経費は1人に年間500万円

駅伝に力を入れる高校や大学、卒業後に進む実業団ではもちろん待遇は異なるが、例えば大学がケニア人留学生を取る場合、新品のシューズやウエアは大学と契約しているメーカーが支給してくれます。生活拠点となる合宿費に1カ月に数万円程度の小遣い、年に1度母国へ帰国するときの航空券代も大学が負担する。記録更新などのインセンティブ契約をしている選手もいると聞いています。選手をスカウトしてくれる代理人によって契約内容は違うものの、当然斡旋料は取られます。もろもろで1人の留学生に年間400万~600万円前後の経費はかかる。代理人はケニアでトライアウトをし、面談を行い、この選手なら日本の大学でもやっていけるという選手を送ってくれます。生活のために実業団などに進みたい留学生も必死ですが、日本の生活に馴染めず退学する選手もいます」

 箱根駅伝は2006年から「留学生枠」が適用され、エントリーは2人、本番で走れるのは1人になった。それでも多大な「宣伝効果」が期待できる箱根駅伝からケニア人ランナーが消えることはなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか