久保が新天地で合格デビュー ヘタフェの王に君臨できるか
スペイン1部の強豪ビジャレアルでプレーしていた日本代表MF久保建英(19)が、移籍したばかりの新天地の同ヘタフェで見事なリスタートを切った。11日のエルチェ戦に途中出場。2得点に絡んで4試合ぶりの勝利(3―1)に貢献した。
スペインを襲った大寒波が原因でチーム練習を一度もこなせず、「何度か<こんなプレーで貢献してほしい>とボルダラス監督から説明を受けただけ」(地元メディア)なのに、順応性の高さもしっかりアピール。「(久保)タケが、ヘタフェを進化させる」(アス紙電子版)と地元スペインでも高評価を集めている。
エルチェ戦で久保は主戦場の右サイドに入ったが、今後は久保本人が希望しているトップ下を任される可能性も高い。
「ボルダラス監督は、エルチェ戦でベストの布陣を試行錯誤していた」とは某サッカー関係者。
先発メンバーは、1トップに身長185センチのFWマタ。6日にバルセロナからレンタル移籍したMFアレニャがトップ下を務め、攻撃的な左サイドにDFククレジャが、右サイドにMFポルティージョが起用された。久保は、後半19分に守備的MFマクシモビッチに代わって登場。アレニャが守備的MFに、ポルティージョがトップ下に移動し、久保は<空席となった>右サイドに入った。