コーチ「補佐」がキャンプで一番目立つ…巨人のトホホな今
選手が引き揚げた後には、メイン球場でキャッチボール、ランニングなど“居残り練習”を敢行。「打撃投手をやる」と宣言しており、体づくりを始めたもようだ。
第1クールは東京ドームでベテラン中心のS班を担当。この時は対話に終始した。それが、若手中心の一軍本隊に合流すると一転、アドバイスを送り始めた。
「投げ込みや走り込みは必要ないという理論は、『成長期のアマチュアやベテランの話』としています。今回の宮崎は若手中心だから、ガンガンやらせるし、自らも動いている。宮崎入りした翌日はスポーツ紙各紙が1面で扱い、桑田コーチが動けば、テレビカメラや報道陣が追い掛け回す。さすがに『ミスター級』は言い過ぎだけど、最近では松井秀喜が臨時コーチとしてキャンプに来た時と似た雰囲気があります」(テレビ局関係者)
立場はあくまで「補佐」ではあるが、上司の宮本コーチどころか、他のどの選手より目立っているのは確か。裏を返せば、宮崎で汗を流す若手、中堅の中に目立つ選手や話題がないことでもある。この人の存在が、巨人の悲しい現実を浮かび上がらせている。