小池知事は高笑い 機を見るに敏「森辞任劇場」も計算ずく

公開日: 更新日:

 その結果が「出席しない」発言だ。直接的に「辞任」に言及することなく、それでも、「森会長である限り、4者会談には出席できない」と暗に森会長に退場を迫ったのだ。

■小池知事の唯一の誤算は会長の後任人事

 2人の因縁は衆院議員時代の小池氏が籍を置いた清和会までさかのぼる。派閥のボスの顔に何度も泥を塗った小池氏を森氏は毛嫌い。小池氏が都知事就任後も、競技会場の移転などをめぐってバトルを繰り広げた。

「知事の唯一の誤算は会長の後任人事。森会長との間に入り、気遣ってくれる組織委副会長の遠藤元五輪相の昇格を期待していたようです」(前出の都幹部)

 森会長は手記「遺書」に〈私は今、二つの恐怖と闘っているようなものです。一つはガンであり、一つは小池都知事の刃です〉などと、小池知事への恨みつらみを書き連ねていた。先見の明を生かせなかったのは老いからか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース