野村監督1年目の開幕戦「捕手クビ」を招いた疑惑の本塁打
■出場機会激減で6月ごろに観念
ただ、出場機会が激減したことで、受け入れざるを得なくなった。6月ごろ「やってみます」と観念した。外野の練習を始めると、野村監督はすぐにチャンスをくれた。するとこの年・292と打率が上がった。
捕手の頃は考えることが多く、打席で集中できなかった。それが、外野手だと驚くほど集中できた。野球に対する物足りなさは拭えなかったが、打者として道を切り開かせてくれた恩人でもある。
野村監督といえば、長く、そして毎日続くミーティングだろう。