「働き一両、考え五両、知恵借り十両、見切り千両」
これを好んで使っていた。江戸時代の名君・上杉鷹山が、米沢藩の多額の借金を返済する過程で、仕事の価値について語った言葉だという。
「指示待ちで働くなら、一両の価値」
「自ら考えて動き、自ら考えて働けば、五両の価値」
「人から知恵を借り、自ら考え、自ら動くようになると、十両の価値」
「赤字の原因となっている血を止めること、見切りは千両の価値がある」
万年Bクラスだったヤクルト、つまり弱者が強者に勝つための意識改革。人生論は1週間続いた。
「弱者の兵法」として野村監督がデータを重視した「ID野球」も忘れてはならない。