中日・根尾「遊撃レギュラー」狙うも…忍び寄る2人の後輩
大阪桐蔭高時代の2018年に春夏甲子園連覇を達成し、鳴り物入りでプロ入りしてからはや3年。中日の根尾昂(20)は今キャンプで、本職である遊撃レギュラー奪取を目標に掲げている。
正遊撃手の京田陽太(26)は打撃に課題があるものの、守備力が高い。根尾がポジションを奪うには、打撃で結果を残さないといけない。今季初の対外試合となった13日のDeNA戦では3安打をマークするなど、上々のスタートを切ったが、球界OBはこう指摘する。
「立浪臨時コーチは『投手との間合いの大切さ』を説いていました。課題であるタイミングの取り方は、過去2年より良くなってはいますが、このキャンプでも、ストレートをファウルしたり空振りしたりする場面が少なくない。ストレートをしっかりと打ち返し、フェアゾーンにライナー性の鋭い打球が飛ぶようになれば、より結果がついてくると思いますが、現時点では京田からレギュラーを奪うレベルには到達していないのが正直なところです」
イキのいい後輩も加入した。根尾の1学年下にあたる19年ドラフト1位の石川昂弥(19)と同5位の岡林勇希(19)である。