今度は全柔連のパワハラ隠蔽疑惑 山下会長の無責任な対応
さらに津田氏は続ける。
「今回の件は、産経新聞が報じなければ、表に出なかった。自身は『責任は非常に大きい』と語っている。今年6月で2期目の会長任期が満了するが、その前に辞任は避けられません。それにしても、五輪組織委員会の森喜朗前会長は女性蔑視で辞任、橋本聖子新会長はセクハラ問題が取り沙汰され、JOCと全柔連会長を兼務する山下氏はパワハラ隠蔽です。海外の人たちはこの現状をどう見るか」
■JOCでは「右腕」が
パワハラといえば、昨年10月、早大スポーツ科学学術院教授の友添秀則氏(64)が退職した。友添氏は山下氏がJOC会長になるのと同時に同常務理事に就任したが、大学内のパワハラ疑惑で早大を辞めた翌月、JOC常務理事も辞任した。友添氏はスポーツ教育学、倫理学が専門。山下会長がJOCに引っ張ったといわれている。こちらの事件もウヤムヤになっているのは単なる偶然か。