原監督に“付き合え”と言われ…2本300万円のワインいただく
原監督はワイン好きで知られる。そのため、村田真一コーチら当時の首脳陣はワインに詳しかった。食事会が開かれる際には、各自がボトルを1本持参するような文化があった。
宮崎キャンプに始まり、遠征先でもコーチや関係者ら毎回10人前後を連れて行く。原監督が支払う食事代は相当な金額になるはずだ。
「頑張って恩返ししないといけないな」という気持ちになったものだ。
原監督の食事会の特徴は長く飲まないことだ。午後11時になると「よし、帰るぞ」と引き揚げる。酒が弱く、眠くなってしまう私には非常にありがたかった。
例えばヤクルトの現役時代、若松勉さん、八重樫幸雄さんは、酒が好きで延々と飲み続けるため、なかなか会が終わらない。
巨人で強かったのは江藤智コーチ。「いらない」と言っているのに、日本酒の一升瓶を抱え、「秦さん、もっと飲んでくださいよ~」とどんどんついでくる。阿部慎之助も長く飲み続ける。若松さん、八重樫さんタイプである。
■十八番はシャ乱Qの「空を見なよ」