渋野はスイング改造で結果出ず…継続か否か「決断を」の声
【Tポイント×ENEOSトーナメント】最終日
首位に3打差4位発進の小祝さくら(22)が、今年初戦に続いて逆転優勝。2020-21年シーズン3勝目(通算4勝目)を挙げ、賞金ランク首位に立った。
右サイドに池のある15番パー4(300ヤード)は最終日に距離が短くなった。小祝はドライバーで攻めてグリーン右サイドまで運び、バーディーを決めて混戦を抜け出すと16番パー5でも2メートルのバーディーパットを沈め10アンダーで逃げ切った。
多くの女子プロを指導してきた田原紘プロが言う。
「小祝は手と体の動きが一体になった無理のないスイングです。クラブを振れば、どこにボールを運べるかという感覚が身についている。だから、風が一番強い最終日に一番強気な攻めができた」
小祝の攻め方で思い出すのは、渋野日向子(22)が勝った19年全英女子オープン最終日。ワンオンを狙った12番パー4(約270ヤード)で右サイドの池から逃げず、バーディーを奪い勝利への流れを引き寄せた。