藤浪が甲子園1450日ぶり勝利も…制球難克服へ早くも正念場

公開日: 更新日:

 矢野監督も、たまらずタオルを投げ入れた。

 16日のヤクルト戦で、1450日ぶりに甲子園で勝利を挙げた阪神藤浪晋太郎(27)のことだ。

 三回まで無安打に抑えたものの、四回に山田に死球を与えると、四球や安打で走者を得点圏に進める苦しい展開が続いた。

 五回に自身の2ランで勝ち越した直後の六回、塩見に投じたカットボールがすっぽ抜けてこの日2個目となる死球を与えると、矢野監督が降板を指示。藤浪は呆然とした表情で、マウンドにヘタりこみそうになった。

 結果的に小林らリリーフ陣の好投で、今季2勝目を挙げた藤浪だが、お立ち台では「ふがいない投球でしたけど、阪神ファンの前できちっと抑えられるように頑張ります」と、反省の言葉を口にした。

 今季は2勝0敗、防御率1.90と復活の兆しを見せているが、この日は過去に苦しめられた制球難がいつも以上に顔を出した。

■「トラウマは根深い」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された