藤浪が甲子園1450日ぶり勝利も…制球難克服へ早くも正念場
矢野監督も、たまらずタオルを投げ入れた。
16日のヤクルト戦で、1450日ぶりに甲子園で勝利を挙げた阪神の藤浪晋太郎(27)のことだ。
三回まで無安打に抑えたものの、四回に山田に死球を与えると、四球や安打で走者を得点圏に進める苦しい展開が続いた。
五回に自身の2ランで勝ち越した直後の六回、塩見に投じたカットボールがすっぽ抜けてこの日2個目となる死球を与えると、矢野監督が降板を指示。藤浪は呆然とした表情で、マウンドにヘタりこみそうになった。
結果的に小林らリリーフ陣の好投で、今季2勝目を挙げた藤浪だが、お立ち台では「ふがいない投球でしたけど、阪神ファンの前できちっと抑えられるように頑張ります」と、反省の言葉を口にした。
今季は2勝0敗、防御率1.90と復活の兆しを見せているが、この日は過去に苦しめられた制球難がいつも以上に顔を出した。
■「トラウマは根深い」