世界が「五輪中止せよ!」の大合唱 菅政権ゴリ押しの異様
■OECD加盟国ワーストのワクチン接種率
海外メディアも「五輪を考え直す時」(米紙ニューヨーク・タイムズ)、「日本は緊急事態宣言を発令したが、五輪中止は考えてすらいない」(米誌フォーブス)と報じている。英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」(22日時点)によると日本のワクチン接種率は1.32%で、OECD加盟37カ国中ワーストだ。
ロクに接種が進んでいないのだから、菅政権の五輪ゴリ押しが、海外から見ても異様に映って当然だ。五輪に詳しいスポーツジャーナリストの谷口源太郎氏がこう言う。
「深刻なコロナ禍に五輪を開催する理由を、菅政権はまったく説明していません。『開催を決めたのはIOC』だと“逃げ口上”を並べるだけなので、海外から不信感を抱かれるのです。日本は選手の生命や人権よりも大会を優先するのか、とシビアな目で見られています」
コロナ克服五輪なんて「幻想」を振りまいている場合じゃない。