CL史上初の称号を手にしたチェルシー・トゥヘル監督の正体
欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(日本時間30日午前4時キックオフ)の顔合わせが決まった。6日にレアル・マドリード(スペイン)を2―0で下したチェルシー(イングランド)が、前日5日にパリSG(フランス)を倒したマンチェスター・シティー(イングランド)と欧州クラブ王者をかけて激突する。
2試合ともレアルを圧倒したチェルシーは、指揮官への注目が高まっている。
1月に監督に就任したドイツ人指導者トーマス・トゥヘル(47)は、前季CL決勝にパリSGの監督として出場。CL史上初の「異なるクラブを率いて2季連続でCL決勝に進んだ監督」という称号を手にしたからである。
現役時代は190センチの長身DF。もっぱら3~4部リーグでプレー。24歳で膝を痛めて引退。26歳から指導者の道を志した。36歳でドイツ1部マインツの監督に抜擢されて話題となり、42歳で強豪ドルトムントに引き抜かれた。
■岡崎と香川の元指揮官
マインツではFW岡崎慎司(35)が、ドルトムントではMF香川真司(32)がトゥヘル監督の下でプレーしている。