菅野「右ひじ違和感」で降板 巨人は先発も“緊急事態宣言”
巨人のエース菅野智之(31)が緊急降板した。
7日のヤクルト戦に先発。四回を終えてわずか51球、2安打無失点の好投を続けていたが、四回裏の打席で代打ウレーニャを送られた。
今季は開幕投手を務めた後に「足の違和感」で登録抹消を経験していたが、今回は足ではなく、試合後に球団から「右ひじの違和感」と発表された。
チームはただでさえ、守護神のデラロサが離脱、ビエイラが二軍に降格して抑え不在のピンチ。“日替わりストッパー”のひとりの鍵谷は、5日までに3連投を強いられるなど、リリーフ陣には“緊急事態宣言”が出されている。
エースが降板した時点で3-0だった試合は案の定、暗転した。2番手・野上が3回1失点、八回に登板した3番手・中川が3分の2回を4失点。4番手・桜井がオスナに勝ち越し打を浴びて試合をひっくり返された。1点差に追い上げた九回には、6番手・井納がサンタナに痛恨の一発を浴びて4-6。まさに救援陣の不安が露呈した逆転負けとなった。
原監督はリリーフ陣の負担を軽減するため、菅野には当然、できるだけ長いイニングを投げることを期待した。菅野も事情を分かった上でのマウンドだっただけに、ベンチで桑田投手チーフコーチ補佐に声を掛けられると、悔しそうな表情を見せた。