八村塁を待ち受ける「五輪の洗礼」NBA勢が仕掛けるファウル誘発の罠
米プロバスケットボールNBAワシントン・ウィザーズの八村塁(23)が13日、日本代表(世界ランキング42位)に合流。16日からさいたま市で行われるベルギー、フランスとの強化試合に出場する予定だ。
八村は日本協会が公開したインタビュー動画で「(NBAでプレーした)2年間で自分のフィジカル面も強くなった。シュート力も上がったと思うし、特にメンタル面でも大きい舞台で戦えるように準備できた」と自信たっぷりに話した。
1次リーグ同組のスペイン(世界2位)、アルゼンチン(同4位)、スロベニア(同16位)には、NBAで実績のある選手が揃う。百戦錬磨の選手たちは八村、渡辺雄太(26=トロント・ラプターズ)のNBAプレーヤー2人にファウルを誘発しようと、あらゆる手を尽くしてくるのは必至だ。
FIBA(国際連盟)のルールでは、1試合で5回の反則を犯すと退場処分となる。主力選手が試合序盤からファウルを重ねれば、退場になるのを避けるため、出場時間を制限せざるを得ない(ファウルトラブル)。仮に八村や渡辺が序盤から反則を連発してベンチ待機を強いられれば当然、日本にとっては痛手となる。
八村はゴール下などで相手と競り合うなど体を張ったプレーを求められる。ただでさえファウルを犯しやすいだけに同じNBA勢の挑発には要注意だ。