東京五輪「コロナ制御」すでに破綻 海外選手の機中感染は“運頼み”

公開日: 更新日:

「五輪バブル」以前の問題だ。

 英国五輪委員会は18日、同国の陸上チームの選手6人とスタッフ2人がコロナの濃厚接触者になったと発表した。入国時の検査では陰性だったが、16日に来日した航空機内で英国選手、関係者とは別の乗客の陽性が判明し、濃厚接触者に認定された。現在は事前合宿地で隔離状態にあるという。

 英メディアのBBCによると、英国のハンマー投げのテイラー・キャンベル選手はこうした移動中の不手際について、自身のツイッターにこう記したという。

「いまイギリス選手団の仲間たちと飛行機に乗っているが、後部にまとまって座るのではなく、一般乗客と交じっている」

「空いている列にチームの仲間と隣り合わせで座れるようカウンターで頼んだが、席の変更が認められなかった。ここまで来るのに懸命の努力をしてきたが、現在、自分たちではどうにもできないことのため、それが台無しになる危険にさらされている」

 英国選手団は一般客と混在する形で東京までの十数時間を過ごした結果、濃厚接触者になってしまったようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続