【柔道】73キロ級・永瀬貴規どん底からの金メダル 一時は五輪出場を絶望視
永瀬貴規(27)が、持ち味である粘りの柔道で金メダル。決勝を含め5試合中4試合が延長に突入する我慢の戦いを制し、“谷間”と言われた81キロ級で2000年シドニー五輪の滝本誠以来21年ぶりとなる頂点に立った。
16年リオ五輪で失意の銅メダル。翌17年の世界選手権では右膝靱帯断裂の大けがを負って手術、復帰まで1年を要した。代表争いでは4、5番手まで降格。一時は東京五輪出場が絶望視された。
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どん底から這い上がっての、悲願の金メダル。「つらい時間の方が多かったですけど、このためにやってきた」との言葉に実感がこもった。
日本男子柔道はこれで、初日から4連続V。怖いくらいの金メダルラッシュが続いている。