橋本大輝の体操選手らしからぬ“癖” 思わず他校のことまで…【「銀」体操男子 若き4人の素顔#1】
橋本大輝(19歳/順天堂大1年)
東京五輪の体操男子は7月26日に団体で銀メダルを獲得すると28日の個人総合で橋本大輝が金メダル、北園丈琉は5位入賞を果たした。団体戦に出た4人はいずれも今回が初の五輪。1日からの種目別決勝にはあん馬に萱と亀山耕平、鉄棒に橋本と北園が出場。さらにゆかで橋本・北園、平行棒で橋本・谷川が補欠に選ばれている。そんな男子体操4人衆の素顔とは――。
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個人総合では終盤の大逆転で金メダルを手にした若きエース。
橋本の母校である市立船橋高体操部監督の大竹秀一氏は「高校時代から非常に向上心、探求心があった」と、こう話す。
「毎度、自分の課題を持ってきて、それが達成されるまでやりきる。体力があるので、練習の回転が早い。同じ時間でも普通の選手なら2本しかこなせないところ、橋本は3本、4本とできる。練習時間は同じでも、大きな差をつけられるのです」
クラスではおとなしく特段目立つことはなかったものの、いざ練習場に足を踏み入れるや、周りを盛り上げる。団体戦でもチームメートの演技に喝采を送っていた姿がテレビに映し出された。