【ボクシング】日本女子史上初の金 入江聖奈の“野人伝説”!生捕りタコ踊り食い、男子相手にローブロー
「一昨年、その3人で海に行った時のことです。聖奈は岩場で60センチほどのマダコを見つけて捕まえるやいなや、両手でガッチリと掴み、生きたままかじり付いたんです。悪乗りでもふざけたわけでもなく、ガチ。そのままおいしそうに足を6、7本食べていましたから驚きましたよ(笑い)」
ボクシングに関しては「筋金入りの負けず嫌い」と小川さんはさらに続ける。
「聖奈は男子とスパーすることが多かった。今でも僕は相手しますが、昔から本気でやらないといけないくらい強かった。実力が拮抗する中、たかが練習なのにどうしても負けたくない彼女がしばしば繰り出したのが、パンチによる“金的”です。僕は週に数回食らっていたし、何げなくスパー中の聖奈に目を向けると、後輩男子がうずくまって悶絶している光景も見慣れていました(笑い)。『たまたま軌道がブレただけかな』と思っていたけど、あれは確実にわざとですよ。あまりに強くなり過ぎたせいか、もしくは成長したからか、今は封印しているようです」
練習に懸けるその執念が史上初の金メダルを引き寄せたのだから、かつて入江のパンチにもだえてきた男子たちも、きっと救われるはずだ。