【空手】空手界のプリンス西村拳は残り0秒で大逆転負け…敵の母をもメロメロにする“美容男子”の一面が

公開日: 更新日:

■対戦校の母親たちがいつの間にか応援

空手界のプリンス」と称される西村は、空手のみならず人との間合いを詰めるのも一流だった。大会の度にファンを増やしていったと、今尾さんが続ける。

「ルックスが良いだけではなく、愛想がめちゃくちゃ良い。試合後に父兄から『おめでとう』と声を掛けられたら、『ありがとうございます、皆さんのお陰で勝つことができました』と、笑顔でサラっと言ってしまう。対戦校の母親たちもメロメロで、いつの間にか応援されているほどでした」

 西村が近大に進学して迎えた3度目の夏、東京五輪に空手が正式種目として採用されることになった。部活は夕方に授業を挟み、朝、昼、晩で計8時間ほどの練習時間だ。開放されるのは22時のため、自由な時間は限られていたが「食事に誘われて断っている彼を見たことがない」と、同大空手道部で4年間寝食をともにした船橋真道さんがこう振り返る。

「ケンはノリが良くて、お酒も大好きです。飲み会はだいたい朝まで続きますが、いつも最後まで“生き残って”いました。どんなに酔っていても周りに気を配れる。レギュラーの後輩に対しては『お前らの力を貸してくれよ』と相手を立てるし、控えの後輩には悩みを聞いたりアドバイスをしていましたよ。部のキャプテンをしていたから皆の細部まで観察していたし、積極的に飲み会を開くことでチームの団結力を高めていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情