【バスケ女子】初の決勝進出の裏に3Pシュート戦術とWNBA仕込み渡嘉敷の“鬼軍曹”ゲキ

公開日: 更新日:

 米プロ女子バスケWNBAでプレーした193センチのエース渡嘉敷来夢(30)が、昨年12月の皇后杯で右膝前十字靱帯断裂の重傷を負って代表から離脱。渡嘉敷中心のチームから転換し、これまで以上に3Pシュートを多用する戦術への転換が功を奏した。

 その渡嘉敷は自国開催の五輪のコートに立てなかったが、チームのケミストリー構築に貢献した。米国や代表での経験が豊富な長身センターは、故障するまで鬼軍曹のような存在で若手に睨みをきかせてきた。代表としての自覚に欠ける選手にはコート上でも厳しく接してきたという。

 渡嘉敷は「金メダルを目標に掲げているのに、代表としての意識が低いと言わざるを得ない選手がいる」「若い選手がチームを引っ張らないようではダメ」と公言。時には練習を中断してまで若手に苦言を呈するなど自ら嫌われ役を務めた。

 今大会のメンバーにも渡嘉敷によって代表としての心構えを叩き込まれた選手は少なくない。五輪初出場の若手が躍動したのも、決して偶然ではなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…