大谷翔平vsゲレーロJr.「ハイレベルの本塁打王争い」が最後までもつれる要因
一方、大谷もシーズン終盤にラストスパートが期待できそうだ。9月以降は同じア・リーグ西地区のチームとの対戦が多く控えており、大谷は比較的、得意としている。中でも花巻東高の先輩である菊池雄星のマリナーズ戦(残り6試合)はカモで、通算46試合で10本塁打、28打点。今季、マ軍投手陣から最も本塁打、打点を稼いでおり、計13試合で4本塁打、9打点をマークしている。地区最下位に低迷するレンジャーズ戦では今季2本塁打、6打点ながら、レ軍はエース右腕ギブソンと守護神ケネディを7月末にフィリーズへ放出。経験の浅い若手投手陣への切り替えを図っただけに、大谷は7試合を残すレ軍戦でも本塁打と打点を稼ぐチャンスだ。
ア・リーグ本塁打王を争う大谷、ゲレーロJr.とも好条件が揃うだけにハイレベルな争いは最後までもつれそうだ。
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なお大谷はダブルヘッダー第二試合で「1番・DH」で先発出場、初回先頭で右翼線に三塁打を放ち7試合ぶりの安打をマークしたものの、チームは0-4で完封負け。再び勝率5割に逆戻りした。大谷の打率は.266。