大谷翔平はアスレチック戦で8K奪うも5勝目ならず…「リアル二刀流」はあと4試合
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間20日のアスレチックス戦(オークランド)に先発。「2番・投手」のリアル二刀流でオーダーに名を連ね、六回96球を投げて3安打無失点、4連続を含む8三振を奪う好投も、打線の援護なくメジャー自己最多の5勝目はお預けとなった。打撃では4打数1安打だった。
この試合の前まで14試合に登板し、4勝1敗、防御率3.21。投球回数は新人王を受賞したメジャー1年目の51回3分の2を上回り、メジャー自己最多を更新中だ。
2018年オフに肘の靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術を受けた大谷は翌19年、DHに専念、昨季わずか2試合に登板しただけ。リアル二刀流をこなす今季が実質、投手復帰1年目となる。TJ手術を受けた投手は通常、患部への負担を考慮され、戦列復帰した年は年間の投球回数を制限されるのが一般的だ。個人差はあるものの、開幕からローテーション入りした先発投手の場合、多くて150イニング前後に抑えられ、エース級の証しとされる30試合、200イニングに登板するケースはまれだ。