土砂降りの中で投げる大会ナンバーワン投手・風間球打(明桜)を見た収穫
足場を気にしながらも、球が低めに集まっていたのは高評価だね。スライダーやフォークなどの変化球のキレがいまひとつだったのは気になるところだけど。
再試合は、できればベストな状況で投げてもらいたい。足元を気にする必要がないとき、いったい、どういったピッチングをするのか。それにスタミナ。回を重ねて疲れてきたときにどんな球を投げるのか。この日は四死球による走者を出しただけだったけど、ピンチを迎えたときの投球、マウンド上でのそぶりや態度なんかも投手を評価するうえで重要な要素になる。
四回まで5―0とリードした試合をノーゲームにされた明桜や風間は気の毒だが、風間をもう一度、チェックできるようになったオレたちはラッキーさ。
宿舎に戻ってからスカウト会議をする球団、そのまま解散する球団、それぞれあるだろう。いずれにせよ、きょうみたいな雨で中止の日は遅くても正午から自由になる。
オレは登場した選手の情報を整理する時間に充てるつもりだけど、まだ2日分だ。やっぱり暇を持て余すさ。