阪神・佐藤輝が緊急一軍昇格も…大不振のウラに矢野監督の“8.25緩慢守備叱責”騒動
「矢野監督は試合後、『あのプレーは全力でやったのか』という感じで佐藤輝を叱責したそうです。確かに緩慢プレーと言われても仕方なく、叱るのは当然でしょうが、問題はその後のケアです。佐藤輝はあくまで新人であり、大学時代の本職は三塁で右翼は不慣れ。深刻な打撃不振に陥る中、自分自身へのふがいなさもあり、いよいよ精神的に落ち込んでしまったといいます」(前出のOB)
佐藤輝はその後も無安打が継続。井上ヘッドは、「荒療治がいいのか、それとも遠くから見守る、星飛雄馬の姉ちゃんの方がいいのか。何がいいんだろうかというところを、僕らも模索はしている」と発言したこともある。首脳陣がハンドリングに逡巡する中、怪物新人が袋小路にハマり込んでいった可能性も否定できない。
佐藤輝に限らず、阪神の選手はスランプに陥ると、復活までのスパンが長い傾向がある。ルーキーに過度の重圧をかけるのもどうかと思うが、最終的に優勝できるかどうかは、何より一軍首脳陣の手綱さばきにかかっている。