北京五輪が海外観客受け入れ断念で失った「羽生結弦」という大収入源
一方、開催する中国は、冬季競技では弱小国。東京五輪では米国に次いで世界2位のメダル数(88個)を獲得したが、平昌ではわずか9個。北京五輪に向け強化を図ってきたとはいえ、夏とは違い、冬は国内での関心が高いとは言い難い。
■中国報道官が公式ツイッターで「便乗投稿」
そんな中、中国外務省の華春瑩報道官が公式ツイッターに日本語でこう投稿した。
「羽生結弦選手のファンの皆さまへ。現地応援は中国の皆さんに託す、との声を目にしました。お任せください!」
他国選手の人気に頼り、国民に対して五輪への関心をあおるしかない現状を象徴した「つぶやき」だ。
静まり返る北京のスケートリンクで、中国は“赤字”を痛感することになりそうだ。