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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

GK権田に期待 中国とサウジとのW杯予選で圧巻の仕事ぶりを披露してほしい

公開日: 更新日:

権田修一(清水/32歳)

 2022年カタールW杯イヤーを迎え、正GK権田の存在感が日に日に高まっている。

 1月17日から千葉・幕張で行われている国内組代表合宿。東京五輪フル出場の21歳・谷晃生(湘南)がケガで辞退。2010年南アフリカから3大会連続でゴールマウスを守った38歳の大ベテラン・川島永嗣(ストラスブール)も1月中旬にコロナ陽性が発覚。すでに公式戦のベンチ入りはしているが、27日と2月1日の最終予選・中国&サウジアラビアとの2連戦でどこまで戦えるか未知数。GKの陣容に不安があるのは事実だろう。

■森保監督から寄せられる大きな信頼

「今回は麻也(吉田=サンプドリア)など他にもケガで呼べない選手がいる。誰かがいないと勝てないチームではダメ」と3月に33歳になる熱血守護神は今一度、気合を入れ直して自ら代表をリードする覚悟だ。

 岡田武史監督(FC今治会長)時代の2010年1月のイエメン戦でA代表デビューを飾りながら、川島や西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)ら年長者の壁に長年、阻まれ続けてきた。代表で正GKの座をつかんだのは、2019年1月のアジア杯(UAE)と遅かった。

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