オリ山本由伸の投げ方に疑問符 「故障を誘発する可能性が高い」と動作解析の専門家
「本人が球団にポスティングシステムを使ってメジャー挑戦したいと訴えたようです」
先日、日本の情報提供者から電話がかかってきた。「本人」とは昨シーズン、18勝(5敗)、防御率1.39で投手タイトルを総ナメ、沢村賞とMVPを獲得したオリックスの右腕・山本由伸(23)のことだ。
山本についてはもちろん、我々、日本担当のスカウトが以前からマークしているし、ソフトバンクの千賀滉大(29)と同様に強いメジャー志向をもった投手であることも承知している。本人が改めてメジャー志向をクチにしたことで、我々の調査もいよいよ本格的なものになる。
■テークバックが大きい
ストレートも変化球もすべての球の質が高いうえに、スプリットを使って高低で勝負できる。昨季のような投球ができればメジャーでも十分、通用するだろうが、気になる点がある。
それは彼の投球フォーム。テークバックの大きい、あのやり投げのような投げ方では、どうしたって肩や肘に負担がかかると思うのだ。そこでチームの動作解析の専門家に山本の動画を見てもらってからZoomで話したところ、「この投げ方は故障を誘発する可能性が高い」とクビをひねっていた。