オリ山本由伸の投げ方に疑問符 「故障を誘発する可能性が高い」と動作解析の専門家
冒頭の情報提供者によれば、「山本がいまのフォームを身に付けたのは肩肘への負担を最小限に抑えるため。ウエートトレーニングもやらない主義」だそうだ。
ウエートトレをやると筋肉が硬くなるため、やればやっただけストレッチが必要になる。山本はしなやかさを重視したいのかもしれないが、ウエートトレをやらずに昨季は193回3分の2を投げて戦列を離れなかったのは体が強い証しでもある。今季と来季も含めて計3年間、この投球フォームで故障なく投げ抜くことができれば、彼の考え方が正しいという証明になるし、メジャーサイドの評価も一段と高くなる。
■五輪と日本シリーズの負担
昨季、メジャーで200イニングを投げた投手は4人しかいない。登板回数が多ければ多いほど故障リスクは高くなるからだ。山本は200近いイニング数を投げ、なおかつ東京五輪や日本シリーズにも登板した。ただでさえ大きな心身のダメージを乗り越えて、なおかつ今年、来年とフル回転してメジャースカウトの不安を払拭する必要がある。
(メジャーリーグ覆面スカウト)