常軌を逸していた高梨沙羅選手へのメーク批判 セラピスト「アスリートには欠かせない」と指摘
「高梨選手のメークを批判している方々は大きく分けて2つの特徴があります。一つ目は、女性性のアピールに対する偏見や思い込みを持っている方。過去に女性から受けた傷つき体験が引き金になることがあります。メークという行為によって女性性が増すように感じられ、ご自身でも気づかないうちに、無意識にオーバーラップしてしまう。それが思い込みや偏見となり、メークそのものに対する嫌悪感に繋がっているパターンです。
二つ目は、過去に親などからメークをするなと制限されたり、肌質などが原因でメークすることができなかったりして、キレイになることを楽しめなかったコンプレックスが誘発され、メークそのものをネガティヴなものと捉え、嫉妬の感情を生んでいるパターンです。」
メークで容姿を華やかにすることが「はしたない」「ふしだらだ」というイメージは、令和の時代になっても未だ根強く存在してしまっているのかもしれない。岩井氏が続ける。
「脳にとっては変化もストレスなので、『第一印象の15歳の頃のままの高梨選手でいて欲しい』という思いと、アスリートは選ばれし神聖な存在であってほしい、クリーンかつナチュラルであるべきという無意識の期待が存在していることも原因のひとつだと思います。そこにメークによって世俗的な要素が加わってしまうことで、自分の中のアスリートに対するピュアなイメージが汚されたと感じてしまうのでしょう」