渋野日向子から「強気のパッティング」が消えたHSBC女子世界選手権初日のミスと焦り
パットのミスはフェースが開いたり、閉じたりの打ち方の問題ではなく、ほんのちょっとの打ち損じです。昨年と違いパッティングはアドレス時に右サイドに支点をつくり、フェースをラインに合わせ、方向性重視の構えになっていました。しかし方向ばかり気にして、タッチがうまくとれず、短いパットを外しリズムに乗れなかったようです。
スイングに関しては腕がよく振れており、ショットはミスらしいミスがありませんでした。
ちなみに勝ったコ・ジンヨンも今季初戦でしたが、初日4番パー3で池につかまりダブルボギー。7番パー3でも池に入れてボギーと2オーバー。そこから17アンダーまでスコアを伸ばし、ホールを消化するごとに集中していき、修正能力の高さを見せました。渋野も試合を重ねていくことで問題点が解消されるでしょうが、今週の「ホンダLPGAタイランド」に向けて流れを崩さないパットが課題になります。予選落ちのない大会です。強気のパッティングを取り戻してほしいと思います。