鈴木誠也「5年100億円」でカブス決定! 日本人野手最高額、超破格契約に4つの内幕
カブスを筆頭に複数の球団から、メジャーでも十分に通用する力量が備わっていると評価されたのはもちろんだが、マネーゲームが展開された理由はそれだけではない。
■レイズも獲得に乗り出したが…
これまで10球団以上が鈴木に関心を寄せていたとされるが、ここにきてレイズも獲得に動いていたことが判明。15日付の地元紙「タンパベイ・タイムズ」(電子版)によれば、レ軍はトレードでの獲得を目指す強打の内野手と並行して鈴木との交渉を進めていたという。
レイズはスチュワート・スタンバーグ・オーナーの方針から低予算で運営するチームとして知られる。昨季開幕時の年俸総額はメジャー30球団中26位の約71億5000万円だった。予算が限られながらも、独自の選手評価システムで毎年のように効果的な戦力補強を行い、同じア・リーグ東地区で金満球団のヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズと互角以上に渡り合ってきた。昨季はリーグで唯一、100勝をマークし、地区連覇を達成し、3年連続でポストシーズンに進出した。最低限の人件費でも結果を残し続けるレイズが認めたことで間違いない選手との評価が定着したのではないか。