著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

日本代表GK谷の背番号4を見ながらメキシコ五輪・岡野コーチの選手兼任の珍事を思い出した

公開日: 更新日:

■2024年パリ五輪の主役U-21代表が優勝

 さらに岡野コーチ自身も、各試合を振り返って分析するページの冒頭に当時の率直な印象を語っている。

「選手の一員として銅メダルをもらうために表彰台に上がった私の頭に、昨年のアジア予選のベトナム戦(出場を決めた試合)の直後、選手とともに国立競技場のグラウンドを走った少年たちの姿がよぎった。"よかった。勝ってよかった"これが私の率直な感想であった」

 メキシコ五輪の銅メダルから半世紀以上が過ぎても、日本はメダルを獲得できていない。

 2012年ロンドン五輪と2021年東京五輪では、あと一歩まで近付きながらも、3位決定戦で苦杯を舐めてメダルを逃した。

 次回の2024年パリ五輪では、五輪メンバーの主力となるU-21(21歳以下)日本代表が、3月29日に行われたドバイ杯U-23(23歳以下)決勝でU-23サウジアラビアを1-0で下し、3戦全勝で優勝という好スタートを切った。

 まずはパリ五輪のアジア予選の突破が最低限のノルマとなるが、今度こそ先人たちに続く成績を残せるよう、大きな期待を寄せずにはいられない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動