日本代表GK谷の背番号4を見ながらメキシコ五輪・岡野コーチの選手兼任の珍事を思い出した
3月29日のカタールW杯最終予選・ベトナム戦(埼玉スタジアム)のキックオフ1時間前のことだった。記者の受付が始まる直前、JFA(日本サッカー協会)の広報氏がブリーフィングを実施した。
その内容は「GK谷晃生をフィールド登録にする」というものだった。
日本がW杯出場を決めた同24日のオーストラリア戦の後、遠藤航(シュツットガルト)と板倉滉(シャルケ04)の2人はコンディション調整のために代表チームを離れ、それぞれの所属クラブに戻った。
■名古屋のDF中谷がコロナ陽性反応で離脱
さらに中谷進之介(名古屋)が新型コロナウイルスの陽性反応が出たためにチームを離脱。このためベトナム戦はフィールドプレーヤー19人、GK4人という状況だった。
代表戦の登録人数は23人と決まっている。そしてGK登録は3人までという制限がある。
そこで森保一監督は「今いるメンバー全員で戦いたい」との思いから、GK谷をフィールドプレーヤーとして登録することを希望。