エンゼルス大谷翔平は“2年目のスランプ”か? ようやく1号・2号放ち打撃上向きの兆し
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間16日のレンジャーズ戦は「1番・DH」でスタメン出場。相手オープナー右腕のブッシュに対し、第1打席で内角高めの直球を捉えて右中間に今季初本塁打を放った。開幕から31打席目で待望の一発が出た。この日は第3打席でも右翼席中段へ特大の2号2ランも放った。この日は5打数2安打3打点の活躍で打率.206と、ようやく打撃にエンジン点火の兆しだ。チームも9-6で打ち勝った。
15日のレンジャーズ戦では、投げてはメジャー初の満塁本塁打を浴びるなど3回3分の2を6安打6失点で、今季2敗目を喫した。打っては4打数1安打で、4試合連続安打としたが、開幕7試合30打席本塁打なしの自己ワーストを記録していた。
大谷は今季がリアル二刀流の実質2年目。「2年目のジンクス」を米国では「2年生のスランプ」と表現するが、今季の大谷が投打とも不調なのはMVPを受賞した昨季の反動からなのか。
昨季終了後は数日休んだだけで本拠地アナハイムでトレーニングを再開。11月に帰国してからも国内の施設で自主トレを継続し、12月の再渡米後には契約するトレーニング施設で練習漬けの日々を過ごした。向上心旺盛な大谷の性格からして、リアル二刀流の成功、MVP受賞から来る慢心とは考えにくい。